ポッドキャスティングとローカル放送は相性がいいように思う。うまのりラジオ第八回(2/23)は有線放送ラジオに関するManolinさんの個人的思い出から始まって、地域情報の重要性について語っている。東京生まれ、ほぼ東京育ちのKjには、同郷の人々が共有している地域の共有体験、共有情報というのはある種の羨望の対象でもある。今回は、ポッドキャスティングとローカル放送について勝手なイマジネーションを広げてみた。
その種の地域の体験、情報を共有しているのは、その地域に生まれた人たちだけではない。学生として社会人として第二のふるさととしてその土地で暮らしたことのある人たちみんなで共有される。そういうコミュニティを支え育てる役割をになっているのが本来のローカル放送局なのではないかと思う。
ところが、電波をベースにした放送には一つの限界がある。人々がその地域から移動してしまったら、電波による放送はついていくことができない。現代社会ではXX県やYY村の放送を聞きたい人は永久にXX県、YY村の住民とは限らない。そういうところに、電波によるラジオとネットラジオやポッドキャスティングの協調で実現できる未来のローカルコミュニティの姿があるように思う。
「200X年1月15日、ここXX県YY市でも20人の新成人が成人式を祝いました。式典ではSNSによる地域コミュニティを推進するZZ市長が一人ひとりにプレゼントのポータブルデジタルプレイヤーを手渡しながら、『この町で暮らす人も巣立っていく人もラジオとポッドキャスティング、そしてブログで結ばれています。これからもこの町を一緒に育てて行きましょう。』と挨拶しました。 ... 」
「ううん、まったくイマジネーションの広げすぎだな」などと思っていたら、今朝、Kjのスカイプに心当たりの無い名前の人から呼び出しがかかった。呼び出しは無視したが、ちょっと気になってプロフィールを見たら、呼び出し元はガーナのネットラジオ局と判明。ずっと以前に某氏のガーナ旅行記でKjの本名の一部はガーナでは非常に多い名前だとか読んだことがある。たぶん日本に住むガーナ人と誤解して自局のプロモーションの積もりか何かでかけてきたのではないかと勝手に想像している。母国を離れたガーナ人が聞くガーナ人のためのネットラジオ。Kjか勝手に広げていたイマジネーションの世界版の方のコミュニティは既に育ちはじめている。
Kj
東京は東京の連帯があるのでは?
投稿情報: zk | 2005-03-02 11:45