2005-07-23

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ポッドキャスティングと広告 サイエンス、テクノロジー系のポッドキャスト・ネットワークのTechpodcasts.comが21日、Web会議のサービス・プロバイダー GotoMeeting.com が複数ポッドキャスト・スポンサーシップに合意したと発表した。 Webやブログの発展の要因の一つには個人サイトにまで掲載対象を広げた広告モデルがあると思う。商業ポッドキャスティングの成否はもちろん、セミプロからパーソナルなものまでも含めたポッドキャスティングの今後を占う意味で、広告モデルのなりゆきに注目している。とは言え、今のところはポッドキャスティングはリスナー急増中と言っても、広告メディアとしてみればまだまだほとんどのポッドキャスティングは単独ではリスナーの絶対数が少なすぎる。そういう場合、同じジャンルのメディアをたくさん集めて一つの広告メディアとしてネットワークを作るのが常套手段だ。 Techpodcasts.comは60余りのサイエンス、テクノロジー系のポッドキャストが参加して作るポッドキャスト・ネットワークだ。このTechpodcasts.comが21日、Web会議のサービス・プロバイダー GotoMeeting.com が複数ポッドキャスト・スポンサーシップに合意したと発表した。 Techpodcasts.comのメンバーが抱えるユニーク・リスナー数は135,000、ユニーク・ダウンロードは750,000 にのぼる。このネットワーク全体に広告を配信することができれば広告主から見れば、「サイエンス・テクノロジー系に興味がある」人々にいっぺんに広告メッセージを送ることができるのだから、配信規模として充分価値ある広告メディアだ。しかし、単一のポッドキャストの場合とことなり、まったく独立に運営されている60ものポッドキャスティングのシステムからユニーク・リスナー数やダウンロード数など広告マーケティングに必要な統計情報を収集するだけでも結構大変だ。さらに、一つのコマーシャルがどのポッドキャスティングにも違和感無く、効果的に挿入されるようなコマーシャル枠を作り、全員が合意するまでにはいろいろなハードルがあったはずだ。 そういう意味でTechnpodcasts.comの事例は今後のポッドキャスティング広告の参考事例となるように思う。 Kj 参照リンク TechPodcasts.com Signs Major Network and Multi-Podcast Sponsorship!
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MAKEマガジンのポッドキャスト O'ReillyのMake:マガジンをご存知だろうか?本誌の方の創刊はこの春ごろだから、そのほうに興味のある向きはご存知の方も多いかもしれない。簡単に言えば、ハードウェア指向のDIYマニアの雑誌だ。この雑誌のポッドキャスティングがなかなか斬新で面白い試みをしている。さすがO'Reillyのポッドキャスティングだ。 実はこのポッドキャスティングは、ごく最近Odeoを見ていて、ポッドキャスティング・ディレクトリーページのTop 10 Channelsの第一位にあがっていて気がついた。MAKE Magazine Audio Showと名づけられたポッドキャスティング・チャンネルだ。さっそくダウンロードしてみたところ、第一回は4月18日なので本誌の第一号からほどなく配信が開始されていたようだ。 本誌は季刊なので、ブログサイトとともに本誌の内容を補完するようなインタビューやプロジェクト報告のような番組内容になっている。ブログを見たりポッドキャスティングを聞いた人が有料の本誌に誘導されるという狙いなのだろうけれど、ポッドキャスティングだけでも、本屋の立ち読み気分でかなり楽しめる。(でも、Kjはやっぱり本誌も買ってしまった)。ブログのほうは本誌に収まりきれないようなDIYプロジェクトが世界中から投稿されている。 そのMAKE Magazine Audio Showで、たぶんiTunesがポッドキャスティング対応したタイミングにあわせて、7月19日にはなんと二つのPDFとビデオ(.mov)ファイルが配信されてきた。PDFのほうは発売されたばかりの第2号の記事からVOIP PHONE WIRINGとMOUSEY THE JUNKBOTの二つ。それにビデオのほうはG4テレビ(ケーブルテレビ)の「Attack of the Show」にMake誌が紹介されたときの録画だ。

Kj

ギークになれなかった、ちょっと元気の足りないおっさん

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